非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

Windows Phoneがブレイクするための条件

   

当ブログでも結構前からWindows Phoneについて取り上げており、特にWindows10になってからブレイクだろうと書いてきました。その期待に応えるかのように、今では日本国内の各社からWindows Phoneがどんどん発売されてきております。僕がebayで購入した頃はほとんど売っていなかったのですが、Windows10効果は予想以上に大きかったと言えます。

ただ、一方で本当にブレイクするのか、と言われると、まだまだ課題があると言ったところが正直なところです。

そんな中、こんな記事が目に留まりました。

【スマホ会議】Windows Phoneはブレークするか?
http://dime.jp/genre/232105/1/

各専門家による対談なのですが、結構前に僕がブログで指摘した通り、Windows Phoneの最大の課題はアプリの貧弱さになります。実際に購入して試した僕が言うんだから間違いありません。

でも、それでも僕はWindows Phoneの台頭を期待しています。今の状況なら厳しいですが、環境は常に変わりますので。では、どんな状況下で存在感を増すことができるか書いてみたいと思います。

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Atomプロセッサーが鍵を握っている

もう、これです。

ここ最近のAtomプロセッサーの性能アップはめまぐるしいものがあり、かつては廉価でクソ遅いプロセッサーの代名詞みたいなものでしたが、これがここまでレベルアップしていたとは驚いています。今このブログを書いている2in1パソコンのCPUもAtomですが、速度的にまったく問題ありません。代わりにCeleronの性能はあんまり向上していないような・・・。

何が言いたいかというと、スマホにAtomプロセッサーが搭載されるようになれれば、パソコンと同じWindowsが使えるというメリットがあるんです。今はスマホ用のWindowsですが、パソコンとまったく同じOSを入れることができれば、パソコンとの同期という意味でAndroidやiPhoneにはない大きな強みが生まれます。

最近、ASUSのZenPhoneでAtomプロセッサーが使われ始めたので、だんだん広がっていくんじゃないでしょうか。

 

そしてパソコンソフトが利用できる

Phone OS = パソコンOS となれば、おそらく、Windows Phoneのアプリは急速に広がっていきます。なんたってC#やVBで作ったアプリがそのまま使えるんですから。そうなると、Windows Phoneアプリ開発が格段にやりやすくなるし、無数にあるWindowsアプリがそのまま移植できてしまうんです。いくらAndroid/iPhoneのアプリ数が多いとは言っても、パソコンWindowsのそれと比べるとはるかに少なく、これらがWindows Phoneに流れてくると、一挙に形勢逆転となります。Officeもモバイル版じゃなくて正規版が使えるわけで、この環境を企業が使わないわけがありません。

 

で、たぶんGoogleは気づいている

もしかして、このストーリーはGoogle自身認識しているんじゃないかと思う節があります。

それは、最近になってバーチャルリアリティOSに手を出しているところからも見て取れます。次世代デバイスのOS覇者になるべく動いているのですが、なんとなく個人的にPhone OSに見切りをつけ始めているんじゃないかと。まあ、自動運転技術とか宇宙事業とか何かといろいろ手を出している企業なので、深読みしすぎているのかもしれませんが。でも、パソコンWindowsがスマホに搭載されるだろうことは、誰だって予測できるものですし、そうなればAndroidにとってかなりの脅威であることも簡単に考えられます。だから、それ以外の収益を今のうちからいろいろ検討していく方ことは自然の流れかと思います。

 

僕としては、Windows Phoneにがんばってほしいですね。タブレットOSはすでにWindowsに軍配が上がろうとしています。なので、スマホのAndroid/iPhone牙城もまもなく崩してくれるんじゃないかと期待したいところです。

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 - Windows Phone, 技術系コラム