非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

Python: Microsoftストア版Pythonでpipインストールしたライブラリのパスを通す方法

   

以前、Windows10にMicrosoft Store経由でPythonをインストールしました。普通に使えていたのですがpipインストールしたライブラリの場所がちょっと特殊で自動でパスを通してくれていなかったので、どこに存在するかの確認方法とパスの通し方について書き留めておきます。

PyInstaller実行時にエラー発生

もともとはPyInstallerを実行しようと思ったのですが、以下のようにエラーが発生しました。明らかに実行ファイルの場所がわからないと怒られているわけです。

 

そこでパスを通す必要があったのですが、ネットで得た情報からpipライブラリの場所を探しましたがどこにもありませんでした。

pip showコマンドでライブラリの場所を特定する

以下のコマンドでライブラリの保存場所を確認することができます。今回はpyinstallerの保存場所を確認しますが他のライブラリ名でもOKです。

pip show -f pyinstaller
 

 

以下のような結果となりました。赤ラインの「Location」に書かれたパスがその保存場所ですが、pyinstallerの実行ファイルそのものは、その下の赤ラインに ..\Scripts\pyinstaller.exe と書かれており、これがパスを通すべきパスとなります。頭の「..」は1つ上のフォルダを指しています。

 

上が示したパスをファイルマネージャーで確認したところちゃんと存在していました。

 

パスを通す

ファイルの場所がわかれば後はWindowsにパスを通すのみです。

以下の記事にWindows11にパスを通す方法について書いているので、その手順に従って設定してください。

 

再度PyInstallerを実行してみる

再度、pyinstallerを実行してみると見事できました。

 

Windowsストアからアプリをインストールする際の思わぬ落とし穴でした。

 

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