【Python】Chromedriverをpipコマンドでインストールする方法

前回の記事でChromedriverをWebサイトからダウンロードする方法を紹介しましたが、pipコマンドでもインストールできたのでシェアします。

■前回の記事■

非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

【Python】selenumライブラリでChromeを起動する（Webスクレイピングの準備）

Pythonでスクレイピングを行う場合、Javascriptで生成されたWebページが増えてきたこともあり、requestsライブラリだけでは捕まえられないケースが多くなってきました。これを解決するのにselenumライブラリを使ってブラウザを操作することになります。今回はselenumライブラリのインストールからブラウザの起動までを説明したいと思います。SeleniumのインストールまずはpipコマンドでSeleniumライブラリをインストールします。pipコマンドは以下の通り。pip install selenium Chromeのバージョン確認次にChromedriverをインスト...

Chromeのバージョン確認

前回の記事ではブラウザからバージョンを確認した例を書きましたがコマンドでも見ることができます（Mac, Linuxであれば。Windowsは知らん）。以下のコマンドでバージョンを確認し、控えておいてください。

$ google-chrome --version
Google Chrome 110.0.5481.100 
 

ライブラリのバージョン確認

以下のダウンロードサイトに行きましょう。上で調べたChromeのバージョンに近いバージョン番号を探します。見つかったらその番号を控えておきます。

https://chromedriver.chromium.org/downloads

pipコマンドでのChromedriverインストール

以下のpipコマンドでChromedriverインストールします。==の後の番号は上で調べたライブラリのバージョン番号となります。

$ pip install chromedriver-binary==110.0.5481.77
 

実行

以下のプログラムで動作確認してみましょう。

前回と違うところはwebdriver.Chrome()の引数がないという点です。ダウンロード版の場合はカレントディレクトリにライブラリファイルを置いて、そのファイル名を引数にしましたが、pipコマンドでインストールした場合は不要になります。

from selenium import webdriver
 
driver = webdriver.Chrome()
print(driver.title)
 
# プロセスを一旦停止するため
input('press any key to finish :')

ご覧の通りうまく行きました。

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