非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

Ubuntu24.04でSambaサーバー構築にハマったので手順を整理した

   

Ubuntu24.04にSambaサーバーをインストールしたのですが、クライアント側(Ubuntu24.04)からアクセスできず以下のようなエラーが発生してしまいました。ググっても今ひとつわからずChatGPTで質問しながら立ち上げたので忘れないように手順を書き留めておきます。

共有フォルダの設定

まず最初にサーバー側で共有フォルダを設置しておきます。今回は/home/myserver/sambaとしました。※サーバー側のユーザー名はmyserverです。あとでわかりやすいように空のテキストファイルを置いておきました。

共有フォルダに対して適切なパーミッションを設定します。

$ sudo chmod 777 /home/myserver/samba
 

 

もし、特定のユーザーやグループでアクセスを制限する場合はフォルダの所有者を変更します。

$ sudo chown myserver:myserver /home/myserver/samba
 

 

Sambaユーザーの追加

特定のユーザーでアクセスする場合、そのユーザーをSambaに登録する必要があります。ここで重要なのはSambaで使用するユーザー名はUbuntuシステムのユーザーと同じユーザー名でなければなりません。但しSamba独自にパスワードを設定する必要がありそのパスワードはUbuntuのシステムパスワードとは別に管理されます。

Ubuntuにユーザーを追加する場合は以下のコマンドとなります。今回はすでに存在しているユーザー名で勧めました。

$ sudo adduser (ユーザー名)
 

 

以下のコマンドでSambaにユーザーを追加します。その後にパスワード入力が続くのでSamba専用のパスワードを設定します。

$ sudo smbpasswd -a myserver
 

 

設定ファイルの編集

設定ファイルを開いて、該当する共有フォルダのセクションを確認・修正します。

$ sudo nano /etc/samba/smb.conf
 

 

snm.confの最後に以下を追記しましょう。

guest ok = yesとすることでゲストユーザーが認証なしでアクセスできるようにしています。また、force userオプションでファイルやディレクトリが特定のユーザー(ここではmyserver)で作成されるようにしています。

[Share]
   path = /home/myserver/samba
   browseable = yes
   read only = no
   guest ok = yes
   create mask = 0777
   directory mask = 0777
   force user = myserver

 

設定を変更したら、Sambaを再起動しましょう。

sudo systemctl restart smbd
 

 

クライアントPCからの確認

それでは同じローカルネットワーク上のPC(これまたUbuntu24.04)からアクセスしてみましょう。

ファイルマネージャー(Nautilus)の左サイドメニューから「+他の場所」をクリックするとネットワークドライブが確認できます。Sambaサーバーのユーザー名が見えるでしょうか。

 

クリックするとご覧の通り接続ができました。これで成功です。

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