非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

Pythonとyfinanceでティッカーシンボルから会社名を取得する方法(ただし英語名のみ)

   

株価情報をPythonで取得したいとき、Yahoo Financeのデータを使うのが便利です。前回はyfinanceライブラリで株価の取得方法について紹介しました。

祖霊がでもYahoo Financeからさまざまな情報を簡単に取得でき、今回は、ティッカーシンボルから会社名を取得する方法をご紹介します。日本語名ではなく英語の会社名になりますが、会社名情報が取得できると株価情報管理の幅も広がります。

yfinanceのインストール

まず、yfinanceライブラリがインストールされていない場合はインストールが必要です。以下のコマンドをターミナルやコマンドプロンプトに入力してインストールしましょう。

pip install yfinance
 

 

インストールが完了したら、早速コードを書いてみましょう。

yfinanceを使った会社名の取得方法

以下のコードでは、yfinanceを使って指定したティッカーシンボルの会社名を取得しています。日本株のティッカーシンボルは、Yahoo Financeで使われている形式(例:トヨタ自動車は「7203.T」)を使用します。

import yfinance as yf

def get_company_name(ticker_symbol):
    try:
        stock = yf.Ticker(ticker_symbol)
        company_name = stock.info['longName']  # 会社名を取得
        print(f"会社名: {company_name}")
        return company_name
    except KeyError:
        print("会社名が見つかりませんでした。")
    except Exception as e:
        print("エラーが発生しました:", e)
        return None

# 例: トヨタ自動車(7203.T)の会社名を取得
get_company_name("2222.T")
 

 

 

出力結果はご覧の通り英語名となります。

会社名: Toyota Motor Corporation
 

 

コードの解説

  • yf.Ticker(ticker_symbol):この部分で指定したティッカーシンボルの情報を取得します。
  • stock.info[‘longName’]:longNameキーには会社の正式名称(英語)が格納されています。stock.infoには他にも株価や市場、従業員数などさまざまな情報が含まれていますが、今回は会社名を取得するためにlongNameを使用しています。
  • エラーハンドリング:KeyErrorが発生した場合には、会社名が見つからなかったことを表示するようにしています。予期しないエラーが発生した場合も、エラー内容を表示することでデバッグが容易になります。

まとめ

Pythonのyfinanceライブラリを使うことで、ティッカーシンボルから簡単に会社名を取得できるようになりました。株価を管理する際、会社名も一緒に取得できるとより分かりやすくなります。日本語の会社名は取得できませんが、今回の方法を使えば多くの情報を自動で取得することができます。

 

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