【Python】Gemini APIでAI結果を取得できたので手順を書く

2025/01/19

ChatGPTに肩を並べるAIとしてGoogleのGeminiが注目を集めています。ChatGPT同様、専用のWebサイト上で質問をして回答を得ることができますが、ChatGPTは有償プランのみで提供されているのに対し、Geminiは無償でAPIを提供している点が大きな特徴です。この無償APIを利用することで、Geminiの先進的な機能をプログラムから操作でき、自動化によって迅速かつ的確な応答を得ることが可能になります。本記事では、Pythonを使って実際にGeminiに質問を投げ、応答を取得する方法を解説します。APIキーの取得からPythonでの実装まで手順をわかりやすく紹介します。

1 手順1：APIキーの取得方法
2 手順2：必要なパッケージのインストール
3 手順3：コードでGeminiの動作を確認
4 手順4：実行してみる
5 今後の応用例

手順1：APIキーの取得方法

Geminiを利用するには、APIキーが必要です。以下の手順で取得してください。

Geminiの公式ウェブサイトにログインします。（https://ai.google.dev/gemini-api/docs?hl=ja）　青い「Gemini API キーを取得する」ボタンをクリックします。

以下の画面になるので、下の青いボタン「Get API Key」をクリックします。

以下の画面になるので、青いボタン「キー APIキーを作成」をクリックします。

表示されたAPIキーをコピーし、安全な場所に保管してください。

手順2：必要なパッケージのインストール

PythonでGeminiを利用するには、専用ライブラリ google-generativeai をインストールします。以下のコマンドをターミナルで実行してください。

pip install google-generativeai

手順3：コードでGeminiの動作を確認

以下のコードを使えば、Geminiから回答を取得できることを確認できます。(your API KEY) の部分に取得したAPIキーを記入してください。

import google.generativeai as genai

genai.configure(api_key="(your API KEY)")
model = genai.GenerativeModel("gemini-1.5-flash")
response = model.generate_content("日本の首都は？")
print(response.text)

手順4：実行してみる

いかが実行結果です。ちゃんと回答を得ることが出来ました。

$ python3 gemini_test.py 
日本の首都は**東京**です。

今後の応用例

GeminiのAPIを活用することで、さまざまな分野での応用が可能です。例えば、以下のような用途があります。

チャットボットの構築

Geminiを用いて、カスタマーサポートやFAQシステムのチャットボットを構築できます。自然言語処理を活用して、より人間らしい対話を実現できます。

コンテンツ生成

記事やブログ投稿、広告文などのコンテンツを自動で生成するためにGeminiを利用することができます。特にマーケティングの分野で活躍が期待されます。

データ解析とレポート作成

膨大なデータを解析し、その結果をわかりやすい形でレポートとしてまとめることも可能です。Geminiを使って、複雑なデータの要約や洞察を得るためのツールとしても活用できます。

教育分野での活用

自動的に質問に答えたり、学習支援を行うための教育ツールとしても活用可能です。学習の進度に合わせた質問の提案やフィードバックを行い、効率的な学習支援ができます。

翻訳・言語学習

Geminiの自然言語理解能力を活かして、多言語対応の翻訳システムや言語学習アシスタントを開発できます。多言語を駆使した応答を得ることも可能です。

このようにGeminiを活用することで、さまざまな業務の効率化や新たなサービスの提供が実現できます。今後も進化を続けるGeminiのAPIを駆使してさらに多様な活用方法が広がることが期待できます。

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