非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

KubuntuをインストールしてChrome上で日本語入力できず対処したのでメモ

   

Kubuntuをインストール後、Google Chrome上で日本語入力ができない状態になってしまいました。半角/全角キーを押しても反応がなく、入力メソッド(fcitx)は起動しているにもかかわらず、Chromeでは有効になっていないようでした。

以下のコマンドをターミナル上で実行すると、無事にChrome上でも日本語入力ができるようになりました。

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
google-chrome &
 

 

ただしこの方法では、毎回ターミナルを開いてコマンドを実行しなければならず、少々面倒です。そこで、この設定を永続化する方法を調べたところ、Chromeのアプリケーションランチャー(.desktopファイル)に環境変数を指定することで対応できました。

手順は以下の通りです。

Chrome用の.desktopファイルをユーザー領域にコピー

まず、システム共通の.desktopファイルをユーザー領域にコピーします。

$ cp /usr/share/applications/google-chrome.desktop ~/.local/share/applications/
 

 

Exec行を編集して環境変数を追加

エディタでファイルを開きます。ここではkateを使用しました。

$ kate ~/.local/share/applications/google-chrome.desktop
 

 

Exec=行を以下のように書き換えます(もともとの行があれば置き換えます)。

Exec=env GTK_IM_MODULE=fcitx QT_IM_MODULE=fcitx XMODIFIERS=@im=fcitx /usr/bin/google-chrome-stable %U

 

保存してファイルを閉じます。

これで、KDEのアプリケーションランチャーや検索バーからChromeを起動しても、最初から日本語入力が有効な状態になります。同様の方法で、他のアプリケーション(VS Codeなど)にも環境変数を設定できます。

 

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