【GAS】外部プロジェクトの関数を呼び出して利用する方法
Google Apps Scriptで外部プロジェクトの関数を呼び出す方法について書きます。イメージとしては下図の通りで、func2でfunc1の関数を利用することができます。これができると自分の作ったプログラムをライブラリとして公開することも可能になります。
呼び出される側のプロジェクト設定
呼ぼだされる方(上図のfunc1)のプロジェクト設定について説明します。
まず、以下のようなプログラムを作りました。引数に World を連結させて返すだけのプログラムとなります。
function myFunction(s) { return s + " World!"; }
基本的に呼び出される側のやることはここまでです。あとは公開するためのスクリプトIDを確認するだけとなります。
プロジェクトの設定画面が現れます。その中にスクリプトIDが示されているのでコピーしておきましょう。
呼び出す側のプロジェクト設定
次に関数を呼び出す側の設定となります。左サイドメニューから「ライブラリ」の横の「+」アイコンをクリックしましょう。
以下の画面が現れるので、先程コピーしたスクリプトIDを貼り付けます。また、一番下のIDに任意の名前を入力します。この名前は関数を呼び出すためのライブラリ名として使うことになります。
「追加」ボタンを押すとライブラリの下に先程設定したIDが確認できると思います。
以下のようなプログラムを組みました。設定したライブラリ名(Test)のメソッドとして関数を呼び出すことができます。
function myFunction() { var data = Test.myFunction("Hello"); Logger.log(data); }
実行結果がこちらです。Helloという文字列を渡したら、world!が連結されて返ってきました。
この機能はGASならではですね。Excelマクロでもアドインを使ってできなくはないけど、ファイル間を自由に往来はできないですよね。
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