Chromebook PlusにWeb開発環境を構築したのでメモ
Chromebook PlusにWeb開発環境を構築したので書き留めておきます。
Linux(Beta)環境のセットアップ
まず最初に、Chromebookの「設定」からLinux(Beta)環境を有効にします。まだ設定がお済みでない方は、以下の手順で進めてください。
- 画面右下の時刻表示をクリックし、「設定」(歯車アイコン)を開きます。
- 左側のメニューから「詳細設定」をクリックし、「デベロッパー」を展開。
- 「Linux開発環境」の横にある「オンにする」をクリックし、表示される指示に従ってユーザー名やディスクサイズなどを設定してインストールを開始します。数分で完了します。
これで、Chromebook上で本格的なLinuxコマンドが利用できるようになります。
VS Codeのインストール
Web開発に欠かせないのが、高機能なテキストエディタです。ここでは、「Visual Studio Code (VS Code)」をChromebookのLinux環境にインストールします。
- まず、VS Codeの公式サイトからLinux用の.debファイルをダウンロードします。例)code_1.100.0-1746623151_amd64.deb
- ダウンロードが完了したら、ターミナルを開き、.debファイルが保存されているディレクトリに移動します(通常は ~/Downloads フォルダです)。
- 以下の dpkg コマンドを実行してVS Codeをインストールします。
$ sudo dpkg -i code_1.100.0-1746623151_amd64.deb
インストール中に依存関係のエラーが表示された場合は、以下のコマンドを実行して依存関係を解決します。
$ sudo apt --fix-broken install
FileZillaのインストール
Webサイトを公開したり、サーバー上のファイルを管理する際に便利なのがFTPクライアントソフトです。ここでは、高機能で使いやすい「FileZilla」をLinux環境にインストールします。ターミナルで以下のコマンドを実行してください。
$ sudo apt update $ sudo apt install filezilla
インストールが完了したら、アプリ一覧からFileZillaを起動し、サーバー情報(ホスト、ユーザー名、パスワード、ポート番号)を入力して接続すれば、ローカルとサーバー間のファイル転送がGUIで簡単に行えます。
Pythonの簡易サーバー構築
開発中のWebサイトやHTMLファイルを簡単にプレビューしたい時、Pythonの簡易サーバーが非常に便利です。Linux環境が整ったら、ターミナルを開いて以下のコマンドを実行するだけで準備完了です。
$ cd [あなたのWebサイトのルートディレクトリ] $ python3 -m http.server 8000
このコマンドを実行すると、8000番ポートで簡易サーバーが起動し、ブラウザから “`http://localhost:8000“` にアクセスすることで、Webサイトを確認できます。
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