ChromebookでNautilusが使い物にならないのでThunarをインストールした
Chromebookのファイルアプリが低機能で使いづらいので、UbuntuでおなじみのNautilusをインストールしたのですが、通常のLinuxディストリビューションで見るNautilusとは外観が異なり、動作が不安定で機能も限定的です。
↓こちらがChromebookにインストールしたNautilus。全然違います。
他にもいろいろ問題に直面したのでまとめると…
- 外観の相違: 通常のLinux環境で見るNautilusとは、アイコンやレイアウト、テーマの適用状況などが大きく異なっている。
- 画面のちらつきと動作の不安定さ: アプリケーションウィンドウが頻繁にちらつき、操作中にフリーズしたりする。
- 機能の限定性: 本来Nautilusが持つはずの高度な機能が利用できない。特に右クリックメニューは貧弱。
なぜそんなことが起きるのかというと、ChromebookのLinux環境(Crostini)は、LinuxアプリケーションのGUIをChrome OS上で表示するために独自の技術を使用しており、Linuxで一般的なディスプレイサーバーであるXorgではなくWaylandというディスプレイプロトコルがChrome OSの基盤になっているのが原因みたいです。
代わりにThunarをインストールした
Nautilusの不安定さに悩まされた結果、より軽量なファイルマネージャーであるThunarをインストールすることにしました。
sudo apt update sudo apt install thunar
こちらが外観。多機能とは言えないまでもNautilusよりはマシかなと。右クリックメニューもある程度用意されています。
ThunarはXfceデスクトップ環境の標準ファイルマネージャーで、Nautilusに比べてリソース消費が少なくCrostini環境でも動作は安定しています。画面のちらつきもなく基本的なファイル操作に関しては全く問題なく使用できています。
ただ、ThunarもネイティブなNautilusと比較すると機能は限定的ですね。
ChromebookはLinux環境が得られるとはいえ、onコンテナということもあり使用感はやはりネイティブに比べ劣ります。
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