GASでメール送信を自動化!Gmail連携テクニック
Google Apps Script(GAS)でメール送信する方法です。スプレッドシートのデータに基づいて自動でメールを送ったり、特定のイベント発生時に通知メールを飛ばしたりと、様々な業務を効率化できます。GASを使ってメールを送信する基本的な方法を具体的なコードを紹介します。
MailAppサービスを使う方法
GASでメールを送信する最も手軽な方法が、MailAppサービスを利用することです。これは、複雑な設定なしにシンプルにメールを送りたい場合に最適です。例えば、「特定のトリガーで固定のメッセージを送信したい」といった場面で有効です。
function sendSimpleEmail() {
const recipient = "your_email@example.com"; // ★ここを送信先のメールアドレスに置き換えてください
const subject = "GASからのシンプルなテストメール"; // ★メールの件名をここに記述します
const body = "これはGASのMailAppサービスを使って送信されたテストメールです。\n\nシンプルにメールを送りたい時に便利です。"; // ★メールの本文をここに記述します
// MailApp.sendEmail() メソッドでメールを送信します。
// 引数には、宛先、件名、本文を順番に指定します。
MailApp.sendEmail(recipient, subject, body);
Logger.log("MailAppを使ってメールが正常に送信されました。");
}
GmailAppサービスを使う方法
より高度なメール送信を行いたい場合は、GmailAppサービスが非常に便利です。HTML形式のメールを送ったり、ファイルを添付したり、差出人名を指定したりと、Gmailの豊富な機能をGASから利用できます。デザイン性のあるメールや、データの添付が必要なメールを自動送信したい場合に役立ちます。
function sendGmailWithOptions() {
const recipient = "your_email@example.com"; // ★送信先のメールアドレスを指定します
const subject = "GASからの詳細なテストメール(GmailApp使用)"; // ★メールの件名を指定します
// ★HTML形式の本文を記述します。改行には <br> タグを使用します。
// <b>タグで太字にしたり、<a>タグでリンクを設定したりも可能です。
const htmlBodyContent = "<b>これはHTML形式のメールです。</b><br><br>" +
"GmailAppを使えば、よりリッチなメールを送信できます。<br>" +
"添付ファイルや差出人名の指定も可能です!";
// オプションを設定するためのオブジェクトを作成します。
const options = {
htmlBody: htmlBodyContent, // ★HTML形式の本文を使用する場合、ここに指定します。
// attachments: [DriveApp.getFileById("your_file_id").getAsBlob()], // ★Googleドライブのファイルを添付する場合、この行を有効にして「your_file_id」をファイルのIDに置き換えます。
// name: "GAS自動送信", // ★差出人名を指定する場合、この行を有効にして名前を記述します。
// cc: "cc_email@example.com", // ★CCを追加する場合、この行を有効にしてメールアドレスを記述します。複数指定する場合はカンマ区切り。
// bcc: "bcc_email@example.com", // ★BCCを追加する場合、この行を有効にしてメールアドレスを記述します。複数指定する場合はカンマ区切り。
// replyTo: "reply_to_email@example.com" // ★返信先メールアドレスを指定する場合、この行を有効にして記述します。
};
// GmailApp.sendEmail() メソッドでメールを送信します。
// 第3引数の "" は、textBody(通常のテキスト本文)ですが、htmlBodyを使用する場合は空でも構いません。
GmailApp.sendEmail(recipient, subject, "", options);
Logger.log("GmailAppを使って詳細な設定でメールが送信されました。");
}
GASでメールを自動送信できるようになれば、日々のルーティンワークを大幅に削減し、より重要な業務に集中できる時間を作り出すことができます。ぜひ、この記事を参考に、あなたの業務を効率化してみてください。
スポンサーリンク