非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

CargoでRustをビルドする方法

   

Rustのビルドシステム・パッケージマネージャであるCargoを使って、Rustプログラムのビルドする方法について書き留めておきます。

ソースコードは以下の記事と同じものを使います。単純に「Hello World」と表示させるだけの単純なプログラムです。

まずはCargoのバージョンを調べてみる

まずはCargoのバージョンを調べてみましょう。前回の記事の通りRustをインストールすればCargoは同梱されています。–versionコマンドでバージョンを確認できます。

srcフォルダを作ってソースファイルを移動する

Cargoでビルドするためにフォルダ構成を以下のとおりにします。

①のフォルダ名はプロジェクト名に相当します。その中に②のsrcフォルダを作成し、その中にソースファイル(main.rs)を置いてください。③がCargoの設定ファイルですが、これは後述します。

設定ファイルを作る

Cargoの設定ファイル(Cargo.toml)を作成します。ファイル名の頭が大文字になっていることに注意ください。

コードは以下の通り。

[package]

name = "HelloWorld"
version = "0.0.1"
authors = [ "山田太郎 <taro@example.com>" ]
 

 

nameはプロジェクト名になるので①のフォルダ名と同じにする必要があります。versionはドットが2つ必要になります。例えば0.1とかにすると怒られるので注意。

ビルドする

以下のコマンドでビルドできます。

$ cargo build
 

 

するといろいろなフォルダやファイルが生成されます。構成は以下の通りで赤い点線の枠が新たに生成されたものになります。実行ファイルはtarget/debugフォルダ内に生成されます。

以下のコマンドで実行できます。

$ ./target/debug/HelloWorld
 

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 - Rust