僕がIDEではなくテキストエディタでプログラミングする理由
2016/07/04
一般的にプログラミングというのは総合開発環境(IDE)を使って開発するものです。JavaだったらEclipseとかNetBeans、C#だったらVisual Studio、AndroidだったらEclipseかAndroid Studioと、だいたい決まっています。
でも僕はどれも使いません。
何を使っているかというと、IDEじゃなくテキストエディタのみ。コンパイルはコマンドプロンプト上でコマンドを打つという原始的な方法をとっています(実際はバッチファイルを作ってそれを走らせる)。この話をするとたいてい不思議がられますね。何でそんな無駄なことするんだ、みたいな。
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IDEを使うとプログラミングを覚えない
まず第一の欠点はこれ。当然ながらIDEはプログラミングの補助をしてくれるので、自動で必要なコードを生成してくれる頭のいい奴です。でも、これって便利な一方で、プログラミング学習の面からみるとあまり良くはありません。プログラミングはやっぱり自分が手を出したところでしか覚えないものなので、IDEの頭がいいほどプログラミングが習得できないというジレンマに陥ります。
かく言う僕もかつてはC++BuilderというIDEを使っていた時代がありましたが、要素要素は学習できても全体的な仕組みについてはほとんど覚えることができませんでした。お恥ずかしながらオブジェクト指向プログラミングについて十分理解できないままやっていました。理解できたのはその後使ったJavaをテキストエディタでプログラミングしてからです。
自分の好きな組み方ができない
自動で必要なコードを生成してくれるので、その分プログラムの構成に関しては自由度は減ります。自分の好きなように組みたくても自動生成された枠組みからは外れることができません。まるでIDEが用意したレールの上を走るようでちょっと面白くない時があったりします。せっかく趣味でプログラミングしているわけですから、好き勝手組みたいと思うわけです。なのでIDEのこの制約はストレスが結構溜まります。
クソ重い
何といっても「重い」の一言に尽きます。もう、Eclipseなんか起動中に寝たことありますから。もちろん廉価な低スペックPCを使っているからということもありますが、最近のIDEは特に重くなってきています。たぶん、Eclipse登場以降は確実にこの流れになっているんじゃないかと。とにかく多機能だから・・・。
じゃあ、何を使っているのか?
僕はEmEditorというフリーのテキストエディタを使っています。このEmEditorはすぐれもので、JavaやC#のキーワードはフォント色を自動で変えてくれたり、HTMLやJavaScriptなどほかの言語もサポートしてくれます。ただ、所詮テキストエディターなのであくまで自分でゴリゴリ書く必要があります。プロパティやメソッドがプルダウンして選択できる、なんて便利な機能はついておりません。
コンパイルはもちろんコマンドプロンプト。同じディレクトリ内で、
C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v3.5\csc.exe /platform:x86 /target:winexe /out:実行ファイル名.exe *.cs
と打てばコンパイルできるわけです。実際はバッチファイル化しています。
ということで、今日も硬派にテキストエディタでプログラミングしよっと。
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