Pythonでボール当て2Dゲームを作った（Pygameライブラリ）

2018/03/06

Pythonでボール当てゲームを作りました。Pygameライブラリを使っています。

どんなゲーム化はこの動画をご覧ください。

ボールが壁に当たりながらやってきて、それを赤いパドルで跳ね返すという単純なゲームです。跳ね返るたびに右上の点数が１点ずつ増えていって、打ちそこねた場合はゼロにリセットされます。

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ソースコード全文

ソースコード全文はこちら。解説については最後に説明します。

import pygame
import random

BLACK = (0, 0, 0)
RED = (255, 0, 0)
WHITE = (255, 255, 255)

pygame.init()
screen = pygame.display.set_mode((700, 480))
myclock = pygame.time.Clock()

flag=0
x_paddle=250
x_ball = 10
y_ball = 10
vector_x = 5
vector_y = 5
score = 0
while flag==0:
  for event in pygame.event.get():
  if event.type==pygame.QUIT: flag=1
  screen.fill(BLACK)

  #パドルを描画
  press = pygame.key.get_pressed()
  if(press[pygame.K_LEFT] and x_paddle>0): x_paddle-=5
  if(press[pygame.K_RIGHT] and x_paddle<600): x_paddle+=5
  rect = pygame.Rect(x_paddle, 400, 100, 30)
  pygame.draw.rect(screen, RED, rect)
  
  #ボールを描画
  if(y_ball==390 and x_ball>=(x_paddle-5) and x_ball<=(x_paddle+95)):
    vector_y = -5
    score += 1
  if(y_ball>=500):
    x_ball = random.randrange(700)
    y_ball = 10
    vector_x = 5 * (random.randrange(0, 3, 2) - 1)
    vector_y = 5
    score=0
  if(y_ball<=0): vector_y = 5 if(x_ball>=700): vector_x = -5
  if(x_ball<=0): vector_x = 5
  x_ball += vector_x
  y_ball += vector_y
  pygame.draw.circle(screen, WHITE, (x_ball, y_ball), 10)

  #スコアを表示
  font = pygame.font.SysFont(None, 80)
  score_text = font.render(str(score), True, (0,255,255))
  screen.blit(score_text, (630,10))

  pygame.display.flip()
  myclock.tick(60)

pygame.quit()

解説

ボールが壁にあたって跳ねる動きと、パドルが矢印キーで左右に動くのは以下の記事で説明したので割愛します。

非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

Pythonで2Dゲームを作る（３）ボールを動かす

Python/Pygameでボールが壁にあたって跳ね返る動きをさせてみようと思います。作ったものは下記の通り動画にしています。ボールが画面の４方の壁にあたったら跳ね返ります。https://youtu.be/ylB60Uo5BU0 下図は跳ね返った時の方向を表しています。最初にボールはX、Yともに正の方向に動いていますが、下の壁にあたると、Y方向のみ負の方向に変わります。更に右壁にあたってXが負に、今度は上の壁にあたってYが正に戻ります。下表がそれをまとめたもので、左端がボールが入ってくる方向で、右４つが各壁に当たった時の方向...

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Pythonで2Dゲームを作る（2）キー操作で図形を動かす

前回に続きPythonによる2DゲームライブラリPygameについてです。前回は図形を描画しただけですが、今回はキーボードで図形を動かす方法を紹介します。今回ベースとなる画面今回キー操作で動かす図形は以下の通り赤い長方形です。これを［←］で左に、［→］で右に動かしていきます。ソースコードはこちら。import pygameBLACK = (0, 0, 0)RED = (255, 0, 0)pygame.init()screen = pygame.display.set_mode((640, 480))myclock = pygame.time.Clock()flag=0x=250while flag==0: for event in pygame.event.get(): if event.type...

ボールがパドルにあたって跳ね返るところは以下のコードです。

if(y_ball==390 and x_ball>=(x_paddle-5) and x_ball<=(x_paddle+95)):
  vector_y = -5
  score += 1

パドルの長さが100に対してボールの直径が10なのですが、ボールがパドルに当たる範囲は、パドルの位置から左右-5ずつズレます。その範囲に当たったら跳ね返るようにすれば良いわけです。

ボールがパドルを外してしまった場合、画面底を抜けるのですが、その際にはボールの位置を画面天井位置の戻します。横方向はrandomで位置が変わり、また方向もrandomで変化させています。

if(y_ball>=500):
  x_ball = random.randrange(700)
  y_ball = 10
  vector_x = 5 * (random.randrange(0, 3, 2) - 1)
  vector_y = 5
  score=0

あとは、ボールをパドルに当たったらスコアに１点加算して、外れたらゼロリセットするようにしています。

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Pythonでボール当て2Dゲームを作った（Pygameライブラリ）

ソースコード全文

解説

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