非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

Google Apps ScriptでTwitterに投稿する方法

   

前回、Twitter Developerの登録方法について書きました。今回はGoogle Apps Scriptで自動ツイートする方法について書きたいと思います。

非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記
Twitter Botを作るための準備：Twitter Developerアカウントの登録手順
Twitter Botを作ろうと思ってTwitter Developerアカウントに登録したのでその手順を書き留めておきます。以下のURLに行って、画面右上の「Apply」（赤丸のところ）をクリックします。https://developer.twitter.com/en  画面中に「Apply for a developer account」というボタンがあるのでクリックしましょう。「Hobbyist」をクリックし、下に現れた３つのBOXから「Making a bot」にチェックを入れます。「Get started」ボタンをクリックします。Twitterアカウントが電話認証していない場合は電話番号の登録を促されます。&nb...

 

GASにOAuth認証用ライブラリの追加

OAuth認証用のライブラリを追加します。画面左にある [ライブラリ] の横の [＋] ボタンをクリックし、表示されたダイアログの [スクリプトID] ボックスに下記のライブラリIDを入力し、[検索] ボタンをクリックしましょう。

1CXDCY5sqT9ph64fFwSzVtXnbjpSfWdRymafDrtIZ7Z_hwysTY7IIhi7s

 

「検索」ボタンをクリックすると、以下のように情報が現れます。「追加」ボタンをクリックします。

 

エディタに戻りますが、左サイドメニューに「OAuth1」と表記されるので確認してください。これで導入完了です。

 

Twitter DeveloperにコールバックURL登録

Twitter DeveloperにコールバックURLを登録します。コールバックとはTwitterでログイン認証が終わったら戻ってくる場所を示します。要するに自身のGASプロジェクトIDを登録するわけです。

GASのエディターの左サイドにある歯車アイコンをクリックします。現れた画面の下の方にスクリプトIDが記載されているのでコピーしましょう。

 

Twitter Developer Portalサイトに行って「Authentication settings」の「Edit」ボタンをクリックします。

https://developer.twitter.com/en/portal/dashboard

 

Callback URLsのところに先程コピーしたスクリプトIDを貼り付けます。下部の「Save」ボタンをクリックして完了です。

 

API KeyとAccess Tokenの取得

次に以下の４つのキーを取得します。GAS側で使うものです。

  • API Key
  • API Secret Key
  • Access Token
  • Access Token Secret

「Keys and tokens」タブを開き、「API Key and Secret」と「Access Token and Secret」の横にある青い「Generate」ボタンをクリックします。ちなみに一度発行していた場合はボタンのテキストが「Regenerate」となっています。もし発行後に忘れてしまった場合はこのボタンで再発行できます。（キーの内容が変わるので注意）

 

ソースコード

最後にGAS側のソースコードになります。このプログラムは以下のサイトを参考に少し手を加えました。とりあえずスプレッドシートを介さずGASだけで完結するよう、ツイート内容はGASのソースコード内に設定しています。スプレッドシートを使う場合は適宜修正してください。

 

以下がソースコードです。頭の4行に各キーを入力してください。

// Twitter API認証情報
var CONSUMER_KEY = 'XXXXXXXXXXX'; // consumer key = API key
var CONSUMER_SECRET = 'XXXXXXXXXXX'; //consumer secret = API secret key
var TOKEN = 'XXXXXXXXXXX';
var TOKEN_SECRET = 'XXXXXXXXXXX';

// Twitter APIの認証とレスポンス取得
function run() {
  var service = getService();
  var tweet = "おはようございます。これはBotです。自動でツイートするプログラムを開発中です。これが表示されたら成功です。"
  if (tweet == '') {
    Logger.log('Tweetが選択できませんでした');
    return false; // 終了
  }
  Logger.log('Tweet Selected : '+tweet);

  if (service.hasAccess()) {
    var url = 'https://api.twitter.com/1.1/statuses/update.json';
    var payload = {
      status: tweet
    };
    var response = service.fetch(url, {
      method: 'post',
      payload: payload
    });
  } else {
    var authorizationUrl = service.authorize();
    Logger.log('URLを確認してください: %s',
        authorizationUrl);
  }
} 

function doGet() {
  return HtmlService.createHtmlOutput(ScriptApp.getService().getUrl());
}

// 認証リセット関数。デバッグ時の初期化用。
function reset() {
  var service = getService();
  service.reset();
}

// サービス設定
function getService() {
  return OAuth1.createService('Twitter')
      .setConsumerKey(CONSUMER_KEY) // コンシューマーキー＆シークレット
      .setConsumerSecret(CONSUMER_SECRET) // コンシューマーシークレット
      .setAccessToken(TOKEN, TOKEN_SECRET) // アクセストークンキー＆シークレット

      // oAuthエンドポイントURL
      .setAccessTokenUrl('https://api.twitter.com/oauth/access_token')
      .setRequestTokenUrl('https://api.twitter.com/oauth/request_token')
      .setAuthorizationUrl('https://api.twitter.com/oauth/authorize')

      .setCallbackFunction('authCallback') // コールバック関数名 
}

// OAuthコールバック
function authCallback(request) {
  var service = getService();
  var authorized = service.handleCallback(request);
  if (authorized) {
    return HtmlService.createHtmlOutput('成功しました');
  } else {
    return HtmlService.createHtmlOutput('失敗しました');
  }
}

 

実行結果

上記ソースコードを実行しましょう。以下のようにツイートされていたら成功です。（捨て垢なのでアカウント隠します…）

 

実行ログはこんな感じです。実行時間は1秒程度でした。

 

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