非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

Python/yfinanceでドル円データを取得する

   

前回に続き、今回はPythonでドル円の為替レートを自動で取得する方法をご紹介します。株価と同様に、「yfinance」を使うことで簡単にドル円のレートも取得可能です。

ドル円の為替レートを取得するための設定

株価の取得時と同様に、為替レートも特定のティッカーシンボルを指定することで取得できます。

ドル円の場合、ティッカーシンボルは「JPY=X」です。これは、Yahoo Financeで使われている為替のシンボル形式でドル円のレートを表します。

 

ドル円の為替レートを取得するPythonコード

以下のコードを実行することで、ドル円の為替レートを取得できます。今回は、「yfinance」の機能を活用し、シンプルに直近のドル円レートを取得します。

import yfinance as yf

# ドル円のティッカーシンボル
ticker_symbol = 'JPY=X'

# yfinanceのTickerオブジェクトを作成
usd_jpy = yf.Ticker(ticker_symbol)

# 為替レートデータを取得(直近1日)
usd_jpy_info = usd_jpy.history(period="1d")

# 終値(Close)を取得
closing_price = usd_jpy_info['Close'][0]
print(f"直近のドル円終値: {closing_price}")
 

 

このコードでは、「JPY=X」のティッカーシンボルを使って、ドル円の為替レートデータを取得しています。

  • ティッカーシンボルを設定:ticker_symbolに「JPY=X」を指定することで、ドル円のレートを対象に設定しています。
  • Tickerオブジェクトを作成:yf.Ticker(ticker_symbol)で「yfinance」のTickerオブジェクトを作成し、為替レートの取得を可能にします。
  • データ取得:usd_jpy.history(period=”1d”)で直近1日分のデータを取得します。これにより、終値(Close)のみでなく、始値(Open)や高値(High)、安値(Low)などの情報も得られます。
  • 終値の表示:usd_jpy_info[‘Close’][0]でドル円の終値を表示し、直近のレートを簡単に取得できます。

出力結果は以下のとおりです。

直近のドル円終値: 151.90899658203125
 

 

まとめ

Pythonと「yfinance」を使えば、ドル円の為替レートをリアルタイムで自動取得することができます。今回は「JPY=X」というティッカーシンボルを使用し、シンプルなコードで為替レートを取得する方法を紹介しました。periodのオプションを変更することで1週間や1ヶ月分のレートも取得できます。

 

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 - Python