非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

Electronで作ったアプリを実行ファイル(exeファイル)にする方法

      2016/06/11

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前回のブログで、Electronのインストールからプロジェクト作成および簡単なプログラムの作成まで書きましたが、それ以外の機能を紹介する前に、作ったプログラムを配布できるように実行ファイルにする方法を紹介したいと思います。プログラムも前回の状態で進めたいと思います。

asarのインストール(プログラムのアーカイブ化)

まずは、Electronのライブラリもひっくるめてアーカイブ化する必要があります。このアーカイブ化のためにasarというアプリが必要になりますので、コマンドプロンプト上で以下のコマンドを打ってインストールしましょう。

> npm install -g asar

 

asarのインストールに成功したら、asarを使ってアーカイブ化します。以下のコマンドを打ってください。ここでの「test」というのはプロジェクトを生成した場所(フォルダ名)となります。

> asar pack ./test ./test.asar

 

実行ファイルの作成

今度は実行ファイル(exeファイル)の生成です。electron-packagerというツールを使うのですが、以下のようにコマンドを打ってインストールします。

> npm i electron-packager -g

 

インストールが終わったら以下のコマンドを打って実行ファイルを作成しましょう。「test-win32-x64」というフォルダが生成されます。

> electron-packager ./ test ––platform=darwin,win32 ––arch=x64 ––version=0.36.1

 

aa

で、フォルダ内を確認すると、以下のアイコンのように実行ファイル(exeファイル)があります。これが実行ファイルとなります。

bbb

で、こいつをダブルクリックすると以下のようなウィンドウが現れます。これで成功。

 

ccc

 

これでソフトウェアが配布できるようになります。HTML5+CSS+JavaScriptでスタンドアロンのデスクトップアプリが作れるのは正直驚きました。まあ、たしかに誰かが考えそうな技術なのかもしれません。Electronがどの程度まで能力を発揮できるのか未知数ですが、これから色々触っていこうと思います。(基本インタプリタ言語なので速度的にはあんまり期待できない??)

今後の何か進捗があればこのブログで紹介していきたいと思います。

 
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 - Electron, 技術系コラム