非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

JavaがGoogleとケンカをしている。Windowsの時の2の舞になるよ。

   

GoogleがAndroid用の開発言語にSwiftを検討しているとか。

Google、Androidの開発言語としてSwiftにラブコール!?
http://news.mynavi.jp/news/2016/04/11/116/

Javaはどうするのかって思っていたら、記事によるとGoogleとOracleはJava関連技術の利用を巡って訴訟を繰り広げるとか。なんか既視感が・・・。

以前ブログにこんな記事を書きました。

Javaが反省すべき7つのこと
http://pineplanter.moo.jp/non-it-salaryman/2014/04/30/java-miss-7/

5. MicroSoftとケンカした
MicroSoftがJavaのライセンスをめぐって法廷で争うことになったことははっきりと記憶していると思います。プラットフォームに依存しないことがライセンス要件の1つだったのですが、MicroSoftはJavaにWindows特有の機能を備えてしまいました。これが元で法廷で争うことになり、結果、Microsoftが敗訴し、MicroSoftはSunに対して多額の違約金を支払う羽目になりました。一見、Sunの完全なる勝利に見えましたが、これが後のJavaの衰退の遠因にもなったと思っています。なぜなら、この一件以降、WindowsはJavaの同梱を止めてしまい、Net Frameworkという競合製品を作るきっかけになったのですから。今思えばSun側も少し歩み寄って双方が納得できる着地点を見つけるべきだったかもしれません。もっとも、これがボディーブローのような後からジワジワくるダメージになっていたということは、当時はだれも予想できていませんでしたが。

 

Javaは過去にもMicroSoftとケンカして、勝訴したものの、結果的に締め出しを食らったわけですよ。いま、全く同じことをGoogleとやろうとしているんだから、いつか来た道を辿ろうとしている・・・。

Javaはほかにもいろいろ使われていると思いますが、メジャー言語の立場でいられるのはAndroidがあるからだと思います。Windowsソフトでマイナー、サーバー言語でもマイナー、アプレットは死に体、って感じで、Androidで締め出し食らったら、いったいどこで生きていくのやら。

GoogleがSwiftに興味を持ち始めているという記事の真偽はわかりませんが、そもそもGoogle純正のGo言語も台頭してきましたし、今後、Android周辺に大きな動きがありそうな予感です。

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