ChromebookにJavaFX(OpenJDK-8)をインストールしてコンパイル、実行してみた(非開発者モードで)
前回、ChromebookにJavaFXのGUI作成ツールであるScene Builderをインストールしましたが、今回は実際にJavaFXでGUIアプリを作ってみます。果たしてChromebookでJavaFXアプリは起動するのでしょうか??
[ad#top-1]
ChromebookにJDKをインストール
まずはChromebookにJDKをインストールします。Linuxターミナルから以下のコマンドでインストールします。最新バージョンは11ですが(9, 10含め)そちらはインストールできず、Java8のインストールです。
sudo apt-get install openjdk-8-jdk
とりあえず、インストールは正常に進んでくれましたね。
インストール後、バージョン確認すると以下の通り。ちゃんとインストールしてくれたようです。
Linuxの場合、JavaFXは個別にインストールする必要があります。以下のコマンドでインストールしましょう。
sudo apt-get install openjfx
簡単なプログラムを作ってみる
JavaFXで簡単なウィンドウアプリを作ってみます。
前回インストールしたSeneBuilderでLabelとButtonを適当に配置したフォームを作ってFXML形式で保存しておきます。「Hello.fxml」というファイル名で保存しました。
次にJava側のプログラムは以下の通りです。あくまでHello.fxmlを呼び出して表示させるだけの簡単なプログラムです。起動するかどうかだけの確認なのでまあこんなところかと。
import javafx.application.Application; import javafx.fxml.FXMLLoader; import javafx.scene.Parent; import javafx.scene.Scene; import javafx.stage.Stage; public class Hello extends Application { @Override public void start(Stage primaryStage) throws Exception{ Parent root = FXMLLoader.load(getClass().getResource("Hello.fxml")); primaryStage.setTitle("Hello World"); primaryStage.setScene(new Scene(root, 600, 200)); primaryStage.show(); } public static void main(String[] args) { launch(args); } }
Hello.fxmlと同じフォルダ内にHello.javaというファイル名で保存しました。
コンパイルしてみる
それではHello.javaをコンパイルしてみましょう。ターミナル上で javac Hello.java
と打つと特にメッセイージもエラーもなく終わります。
フォルダを見てみると、Hello.class
というファイルが生成されていました。コンパイルは成功しました。
実行してみる
それでは、Hello.classを実行してみましょう。
ターミナル上で java Hello
と打つと… 見事起動しました。成功です。
ChromebookでJava開発環境の構築が可能ということがわかりました。
デベロッパーモードでしか開発できないと言われていたのはもはや昔の話で、開発機として十分機能しますね。
[ad#ad-1]
スポンサーリンク