非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

Google Adsense情報をGoogle Apps Scriptで受け取る方法

   

Google Apps Script(GAS)でGoogle Adsenseの情報を受け取る方法について書きます。GASの最大のメリットはGoogleが提供する各種APIを簡単に取り込めることにあります。

 

AdSense APIの導入

Google Apps ScriptにAdSense APIを導入するには、左サイドバーの「サービス」をクリックします。

以下のダイアログが現れるので、「AdSense Management API」を選択し、「追加」ボタンをクリックします。

 

以下のようにサイドバーに「AdSense」と表示されたらOKです。

 

AdSense情報を受け取るためのソースコード

まず、自分のアドセンスIDを把握しておく必要があります。AdSenseページのURLの中に「pub-XXXXXXXXX」という部分があるのでそれをコピーしておきます。

 

以下がソースコードです。変数idに上記で調べたアドセンスIDを入れてください。

function getAdSenseData() {
  var id = 'ca-pub-XXXXXXXXX' //自分のアドセンスID
  var startDate = '2021-04-01';
  var endDate = 'today';

  var metrics = ['PAGE_VIEWS', 'CLICKS', 'PAGE_VIEWS_CTR', 'COST_PER_CLICK', 'PAGE_VIEWS_RPM', 'EARNINGS']
  var args = {
  'metric': metrics,
  'dimension': ['DATE'],
  'filter': ['AD_CLIENT_ID==' + id],
  'useTimezoneReporting': true, //ローカルタイムゾーン設定
  };
  var report = AdSense.Reports.generate(startDate, endDate, args).getRows();
  Logger.log(report);
}
 

 

どんな情報を引っ張ってくるかは、変数metricsにて設定しますが各パラメータの内容は以下の通りです。

Metrics 内容
PAGE_VIEWS PV数
CLICKS 広告クリック回数
PAGE_VIEWS_CTR クリックにつながったPVの割合
COST_PER_CLICK 1クリックあたりの収益
PAGE_VIEWS_RPM 1,000PVあたりの収益
EARNINGS 収益額

 

スクリプトの実行

それでは実行してみましょう。メニューバーの関数を指定して「実行」ボタンをクリックします。

初めて実行する場合は以下のように承認を求められます。「権限を確認」ボタンを押して承認作業を勧めましょう。

 

また、最初は「このアプリは確認されていません」というメッセージが出て迷いますが、以下に従って勧めてください。

以下のように実行ログにデータが現れたら成功です。

 

ここまでできれば、スプレッドシートに展開したりWebアプリで表示させることができます。(個人的にはLINE Botで受け取ろうと思っている)

 

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