Excelで正規分布する乱数を発生させる方法
プログラムのテストや、ダミーの実験データなどで、正規分布を持ったランダムなデータがほしいと思う時があります。
Excelの関数で簡単に作れるので備忘録的に書き留めておきます。
NORMINV関数とRAND関数の組合せ
例えば、平均値70、標準偏差10の正規分布する乱数を得るには以下の数式で得ることができます。
=NORMINV(RAND(), 70, 10)
この数式を100行分入れてグラフ化したら以下の通り正規分布になりました。
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解説
今回のポイントとなるNORMINV関数ですが、使い方は以下の通りです。
=NORMINV(確率, 平均値, 標準偏差)
第一引数の確率は後述するとして、第二引数の平均値、第三引数に標準偏差を入力します。上の例では、平均値を70、標準偏差を10としたわけです。
第一引数は、そこに分布の確率を入れるところですが、例えばそこに50%を示す0.5と入れたとしましょう。
=NORMINV(0.5, 70, 10)
確率50%なので、平均値の70が現れます。何回やっても70しか現れません。
そこで、この確率のところにランダム関数を突っ込んでやれば正規分布を持った乱数が現れるわけです。なので以下のように入れて100データくらい作れば正規分布を持ったデータが生成できるわけですね。
=NORMINV(RAND(), 70, 10)
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