非IT企業に勤める中年サラリーマンのIT日記

非IT企業でしかもITとは全く関係ない部署にいる中年エンジニア。唯一の趣味がプログラミングという”自称”プログラマー。

Android上でPython3が利用できるPydroid3がスゴイ

      2020/04/05

Android端末でPythonが利用できるPydroidというアプリがあるとのことで早速インストールして試してみました。結論から言うと、かなり使えるアプリです。

 

端末からプログラミングして実行できるし(実行ボタン押下後にコンソールが現れます)、なんと、nmpuyやpandas、PyQtというライブラリも追加インストールできるんです。jupyterもインストールできます。(jupyterはまだ試しておらず今回は紹介ありません)

実際使ってみたので紹介します。PyQtによるGUI実行結果も最後に書きました。

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プログラミングから実行まで

下図は、左がエディター画面、右が実行結果です。エディター右下の黄色いボタンは実行ボタンで、これを押すと右画面のようにコンソールが現れて結果が表示されます。

 

上の例は、クラスを使ったソースコードですが、ちゃんと実行してくれました。

 

ライブラリをインストールする

メニューの中に「pip」とあり、これがライブラリがインストールできるところになります。

 

ライブラリ名を入力することでインストールできるのですが、もっと簡単な方法があって、上タブの「QUICK INSTALL」をタップします。

 

すると、ライブラリリストが現れます。ここから選んで「INSTALL」ボタンを押せばいいわけですね。PyQtもあるし、numpayやpandasもあります。jupyterもこの中にあります。

 

リストの「INSTALL」ボタンを押すと、前の画面に戻ってライブラリ名がセットされます。ここでまた「INSTALL」ボタンを押すとダウンロードとインストールが始まります。

 

インストール後にnumpyを使ったプログラミングをしてみたところ、問題なく実行できました。スゴイ!!

PyQtでGUIプログラミングしてみる

さて、果たしてPyQtを使ってGUIアプリの実行が可能なのでしょうか?

こちらが実際にプログラミングした例です。

以前、QtDesignerで作ったものと同じです。QtDesignerで吐き出したSample.pyもPydroidにコピペして保存しています。

 

実行すると…以下のメッセージが現れました。これは、Android端末にQtがないためで、MinistroというのはAndroid用のQtライブラリです。

 

「OK」をクリックすると以下の画面が現れるのでインストールしましょう。途中、Qtライブラリのダウンロードも始まります。

 

Qtライブラリをインストール後、改めて実行すると以下の通り。「アプリ」というわけにはいきませんね。しかし、ちゃんとプログラム通り動きました。ボタンを押すと「Hello World !」と表示されました。

 

 

同じプログラムをパソコンで実行すると以下のとおりです。だいぶ違うけどまあAndroid上のGUIは致し方ないかな。

 

GUIは置いておいても、かなり強力なPython環境が構築できるのは間違いありません。

スマホでちまちまプログラミングするつもりはないですは、ちょっとした確認のために動かすのはアリだと思うし、ChromeOSでAndroidアプリが実行できるようになったので、ChromeOSでPython開発環境が整備できるという点はおおきいんじゃないでしょうか。

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